改めまして!
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こんにちは!
東京個人水泳教室~WAVE~代表 塩月です。
今日は皆さんに私のことをもっと知って欲しく、長くはなりますが書かせて頂きますのでどうか最後までお付き合い下さい。
また、所々に私が大ベストを出し全国レベルの選手になれたきっかけや、スランプを脱出することができたその練習方法も書いていきますのでお見逃しなく!
【水泳との出会い】
私が水泳に出会ったのは八歳の頃です。
体が小さく病弱だった私に両親が勧めてくれたのですが、当時はプールに通うことが嫌で嫌で仕方がありませんでした。
練習は苦しく友達もいない。
うまく泳ぐこともできない。
本当に、毎日が苦痛の日々でした。
しかし、九歳の時出場した県大会に転機は訪れます。
いやいやながらもきつい練習に耐え抜いた結果、ベストタイムを十秒ほど更新し初めて表彰台に登ることができました。
あの時感じた喜びや達成感、感動は今でも忘れられません。
それから水泳に対する意欲が増し、スイミングでの友達も増え水泳に対する気持ちに変化が表れました。
泳ぐのって楽しい!
友達もたくさんできて、頑張った分だけ結果がついてくるんだ!
と。
【全国大会出場への道】
中学生活では全国大会を目指し、日々の練習を重ねますが、一年生・二年生と結果は出せません。
中学生の内に絶対に全国大会に出場したい!
もっと速くなりたい!
と強く思っていた私は知人に頼み、日本選手権決勝に進出した経験のあるコーチにレッスンをしてもらいました。
そのコーチから受けたレッスンは難しい技術やフォームの指摘ではなく、至ってシンプルなものでした。
それは
ストロークの管理及びレースペースの徹底でした。
競泳のトップ選手達はこれを常に意識し練習メニューにも組み込んでいるのですが、全国大会未経験の私にはそういった知識が全くありませんでした。
ストロークの管理とは、
二十五メートル毎に自分が腕を回した回数のことです。
この回数は、自分の泳ぎに合ったベストな回数が必ずあります。
それをまず知ることから始め、ベストなストローク数を決めればその回数を守り練習で泳ぐようにします。
レースペースとは、自分が出したいタイムを分割した、レースに向けての練習方法です。
例えば、100メートル自由形で1分30秒を出したい!
という選手はどういったペース配分にすればいいのでしょうか?
1分30秒の半分は45秒なので、45秒で泳ぐ練習をするのか!
と思ってしまいがいですが、そうではありません。
最初の50メートルは飛び込みスタートをしますし体力も100パーセントなので、たいていの選手は前半の50メートルが速いということになります。
なので例として
前半42秒
後半48秒
というペース配分を設定します。
そうした場合、レースペースという練習では飛び込みも可能なら42秒で泳ぐ練習をする。
飛び込みなしならば後半の48秒で泳ぐ練習をするということになります。
しかもこのタイムはあらかじめ設定したストロークをしっかりと守ってのタイムです!
詳しくは今後のブログに記載していこうかと思いますが、
これらのストローク管理とレースペースの練習を重ね、私はベストを5秒ほど更新し全国大会出場の切符を手にしました。
【スランプというチャンス】
高校に入り、次の目標は全国大会決勝に設定しました。
ストローク管理やレースペースの練習もしっかりこなし、全国大会決勝に届きそうなレベルまできてはいるのですが、あと一歩が届きそうで届きません。
泳いでも泳いでも、フォームを修正しても、筋力トレーニングをしてもそこから先へは辿りつけません。
私は次第に焦り、やみくもに練習をするようになってしまいます。
全国大会決勝に出場したいという強い思いが空回りし、私は水泳人生初のスランプに陥ってしまいました。
スランプになってしまった私は全国大会決勝を目指すどころか、中学生時代のタイムでしか泳げなくなってしまいました。
私はどうしていいかわからず、好きだった水泳も嫌になり、プールへ行くことが苦痛でなりませんでした。
そんな私に、水泳人生最大のチャンスが訪れます。
私のスランプを知った知人から、パーソナルコーチの紹介を受けたのです。
私はこの状態から少しでも抜けれるのなら。。と、藁をも掴む思いでお願いしました。
そして私とパーソナルコーチとのマンツーマンレッスンが始まりました。
練習内容に難しいものは一切ありません。
あるのはたった2つのシンプルな練習方法のみでした。
それは、
基礎に返って練習をする。
水感を高める。
たったこれだけのことでした。
私も最初はこれだけで本当に前みたいに泳げるようになるのだろうか?
全国大会決勝を目指すレベルまで行けるのだろうか?
という不安はありましたが、コーチを信じて基礎と水感を高めていく練習を繰り返し行いました。
少しずつ戻っていくフォームや感覚。
でも何か違った感覚もある。。
前の自分よりもっと大きく、もっと少ないストローク(水をかく回数)で泳げる。。!
そうです。
今回のマンツーマンレッスンでの徹底的な基礎練習やドリル、水感を高めたことにより以前の自分より大きな泳ぎができるようになっていたのです!
スランプに陥っていたことが嘘のように感じるほど大きく、楽に泳げる。
マンツーマンレッスンは、私にスイマーとしてのレベルアップだけでなく、水泳の楽しさを改めて思い出させてくれることとなりました。
その後の大会ではベストを5秒ほど更新。目標としていた全国大会決勝も達成することができました。
あの時私がマンツーマンレッスンを受けていなければ、スイマーとしての人生は大きく変わっていたことと今でも思います。
【最高の環境】
そして高校での成績が認められ、私は明治大学へ進学することができました。
明治大学では、高度な水中メニューだけでなく様々な陸上トレーニングや大会に向けてのコンディショニング、マインド面においても学ぶことができました。
その成果は、私を日本学生選手権大会での決勝進出、ナショナル(オリンピック準強化指定記録)突破へと導いてくれました。
【指導者としての喜び、そして決心へ!】
そして明治大学を卒業し社会人になり、水泳から離れた生活を送っていたある日のこと。
知人の子供に水泳を教えて欲しいという依頼がきたのです。
不安はありましたが、私はその依頼を受けることに。
小学生で競泳者であったその男の子は、速くなりたいがただ練習をこなしているだけという現状。
私はこの男の子に泳力のアドバイスに加え、マインド面や水泳以外の大切なアドバイスをしました。
すると1週間後、男の子の親から1通の電話がありました。
「ベストを更新しました!」
私は自分のことのように嬉しく、今まで競泳者として生きてきた中で初めて指導することの喜びを知りました。
泳げるようになることの喜び、大会でベストを出した時の感動、スランプから脱出し更なる成長を遂げた時の達成感、コンプレックスだった身体の目に見える変化、マンツーマンで向き合うことで生まれる集中力の高み。そして何より泳ぐことは楽しいということ。
自分自身水泳を通して経験してきたこの全てを少しでも多くの人に感じてもらいたい、また何かのきっかけにしてもらいたいという強い思いから 『東京個人水泳教室 WAVE』を設立しました。
今後も皆様のお役に立つ情報を更新していきますので、東京個人水泳教室〜WAVE〜をどうかよろしくお願い致します。